Top of the Rest

RBとHaasは、今シーズンはよくやっていると思う。
上位5チームがトラブってできた隙に、毎回上手く付け入っている。

今回のスプリントも、そういう感じ。
リカルドは、本当によく4位を守り抜いた(まあ、サインツがどれだけ本気だったかは疑問だが)。
角田は、ラッキーな1ポイントだったが、それでも、その位置にいなければ拾えなかった1ポイントだ。
マグヌッセンは、チームプレイをしたとは言え、やり過ぎだなぁと思うけれど。
あれだけやらかしていて、ペナルティポイントが付かない、というのが少々不思議ではある(追記:さすがに、ペナルティポイントが付いていた模様)。

さて、マグヌッセンのことは置いておいて。
RBとHaasは、上位陣がトラブらない限り、ポイントを取れない速さなのは確か。
でも、なんだかんだ言って、今シーズンはこれまでトラブっていないレースがない。
というか、完全にクリーンなレースだったのは、最近ではいつだったろうか。

何にせよ、コースの上で走り続けていない限り、チャンスが来ることはない。
じっと我慢して走り続ける。
地味なことだが、それが実行できるかどうかが、実は大きい。
致命的なミスをしないのは、ドライバーとチームの両方で、すごく大事だ。
RBとHaasはそれが一応はできていそう。

さらに、ここ数年のフェルスタッペンの強さは、ミスをしないことと、それに伴う高い完走率がその源だと思っている。
いや、彼も小さいミスはちょくちょくしているが、すぐリカバリできる程度だから、大勢には影響していない。
ペレスも、今シーズンは大きなミスをしていないので、いい結果になっている。
まあ、2025年以降、彼がレッドブルに残れるとは、個人的には思っていないのだけれど。
チーム側も、パーフェクトとは言わないが、クリティカルなミスはない。
それにクルマの速さが合わされば、そりゃあ無敵だわ、と。

F1は、当然ながら、やり直しがきかない世界。
それに比べれば、自分がいるソフトウェアの世界は、何て緩いんだろうと思う。
まあ、その恩恵は享受しつつ、ミスせず、ミスをしてもすぐリカバリできるよう、やっていきますか。